テニス肘(上腕骨外側上顆炎)に対するアプローチ
こんにちは。理学療法士の下川です。
今回はテニス肘に対するアプローチについて紹介させていただきます。
①患部の安静
安静時痛や患部に熱発が確認されれば、炎症の可能性を疑い、冷やすことが大切です。ただし、冷やしすぎによる悪影響が出ないように気をつけましょう。
②筋肉のリラクゼーション
主に上腕骨外側上顆と呼ばれる肘外側の突起から出ている筋肉の張りを認めることが多いので、肘外側あたりの筋肉を反対の手の中指でじんわりと圧迫してその筋肉を緩めます。
③筋肉のストレッチ
外側上顆に付着している筋肉が張って、骨の周辺を引っ張っていることが痛みの原因でもあるので、筋肉の緊張を和らげることが重要です。そのストレッチ方法は②で圧迫した筋肉を指で押さえたまま、手首のスナップを効かせます。そのまま手を握り締めましょう。
④筋肉を鍛える
ある程度症状が良くなったら、再発予防のためにも筋肉を鍛えていきましょう。一番簡単でわかりやすいのは雑巾しぼりです。乾いたタオルを絞ると手が荒れなくてすみますよ。