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今が旬!栄養たっぷりな春菊をたべよう!

皆さんこんにちは、管理栄養士の小森です。

 

今回はこれからスーパーで見かけることも多くなる、「春菊」についてお話ししようと思います。

皆さんは春菊はお好きですか?

実は私は小さいころ、苦手な食材第一位が春菊でした・・・

口に入れた時に広がる独特な香りと苦みが本当に苦手で、全く好きになれなかったのです。

あれから月日は立ち、今となっては大好物で、調理法を工夫すればとってもおいしい万能な食材だと気が付がつきました。

 

≪新鮮な春菊の選び方≫

春菊は地域にもよりますが、11月~2月にかけて出回る冬のお野菜です。

春菊は葉が痛みやすく、できるだけ早めに食べるようにし、食材選びは以下の点に注目してみてください。

・葉は黄色ではなく緑色で、根本まで密生しているもの。

・茎にしなりがあるもの

 

≪栄養たっぷりな万能野菜≫

春菊は栄養素たっぷりで、特にβカロテンカルシウムが多く含まれます。

βカロテンは抗酸化作用があり、ほうれん草やかぼちゃよりも多く含まれています。

また、独特な香りを持つのはベリルアルデヒドという成分によるものです。

胃腸の調子を整え、咳や痰を沈めてくれると言われています。

春菊は中国の「食べるかぜ薬」として伝わり、江戸時代から栽培が盛んでした。

昔から身体に良い野菜として重宝されていたのでしょうね。

 

≪春菊は『加熱時間』に注意!≫

私が春菊が苦手だった理由・・・それは、春菊を「加熱しすぎていた」からでした。

春菊は火を入れすぎると細胞が破壊され、においの成分・苦みの成分が外に出てきてしまいます。それが、スープや野菜の味をより苦くする原因です。

小さいころ、苦手な野菜はよく過熱して柔らかくすればなんでも食べられると思っていた私は「加熱しないで食べてみよう!」という発想に至ることはありませんでした・・・

春菊が苦手な方は加熱時間を10~20秒程度、もしくはで食べてみてください。

茎の部分は20~30秒程度、葉の部分は余熱のみでも癖なく、栄養素の損失も抑えておいしくいただくことができます。

サラダ用の春菊は、生で頂くことも可能です。

春菊に含まれるβカロテンは脂溶性ビタミンといわれ、油とあわせると吸収力がアップするので、油と合わせて召し上がるのがお勧めです。

そんな春菊の特性を活かして、春菊を使ったレシピを一品ご紹介します

 

【春菊のペスト】

≪材料≫ 調理時間:約5分

春菊:100g

オリーブオイル:150ml

カシューナッツ:40g

粉チーズ:大さじ1

にんにく:半かけ

塩:少々

①春菊を洗い、しっかりと水気を取る。

②春菊の硬い茎は取り、2~3cm幅に切る。

※茎の硬い部分は20~30秒ほどゆでて水気を取って材料に加えるか、他の料理のトッピングに使います。

②春菊、オリーブ油をミキサーに入れ、まんべんなく回れば、ほかの材料を入れ、ペースト状になるまで回す。

 

 

保存方法は、空気が入らないように上からオリーブ油を少し張って、冷蔵庫で約2週間は持ちます。

 

 

少し苦みを出したい方は、春菊を少しゆでて、しっかり水気を切ったもので作るといいと思います。

パスタ麺と絡めたり、パンにつけたり、他の料理のソースにも使えます。料理のアクセントとして万能に使えますので、ぜひ作ってみてください!

 

春菊が苦手な方も、好きな方もいろんな春菊レシピを試してみてくださいね!

 

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