変形性関節症の危険因子について
患者さんから、「変形性膝関節症はどうして起こるの?」とよく聞かれます。
今日は、変形性膝関節症について。
①変形性膝関節症進行の危険因子
年齢、ACL損傷and・or半月板損傷、家族歴、高BMIは変形性膝関節症の進行リスクが高い。
②変形性膝関節症とビタミンD
ビタミンDの欠乏は変形性膝関節症進行の危険を高めるようである。
③筋力低下と変形性膝関節症の発症
筋力低下は膝OA発症の危険因子。体幹部はもちろん、特に大腿四頭筋・ハムストリングスなどの下肢。
④喫煙と変形性関節症
あまり無責任なことは書けないが、変形性関節症になりやすいという論文はあるが全てに当てはまるのか・・・、科学的根拠は果たして?と最近思っている。
⑤栄養状態
以前から言われている「野菜中心の食事・・・」、上記③と関連するが、タンパクや脂質の摂取が筋肉を生成するし、筋肉がないと筋力もつかない結果、筋力低下で変形性膝関節症を引き起こす・・・。食生活はそれぞれの嗜好もあるし、内科的疾患のため制限されている方もあるので全てではないが、肉魚類を好んで食べる人は、やはり元気に感じる。
⑥生活習慣
正座の習慣などは、膝への過度な荷重ストレスを与える。
どんな教科書を読んでも昔から言われていることであり、自己でコントロールできる事ばかりなんですよね〜